Phonics(フォニックス)とは?
フォニックスは、本来、英語圏の子供たちが本を読めるように開発された発音指導法です。日本の子供たちが”あいうえお”から学び始めるように、英語圏の子供たちはまずフォニックスを学びます。
日本人である私たちにとって、フォニックスはカタカナのふりがなや発音記号に頼らずに英語を読めるようになるためのものです。
アルファベットのABCDEFG.....は普通”エービーシーディーイーエフジー.....”と読むと教えられています。しかし、英単語となると、Aを”エー”、Bを”ビー”、そして、Cを”シー”と読むことはほとんどありません。たとえば、”bag”は。b,a,gのそれぞれを”ビー” ”エー” ”ジー”とは読みません。”ビー” ”エー” ”ジー”はアルファベットの”文字の名前”です。
アルファベットには”エービーシー.....”という”文字の名前”とは別に”文字の音”があります。b,a,gのそれぞれの音を日本のカタカナに近い音で表現すると”ブ” ”ア” ”グ”となります。これらの3つの音を組み合わせると”bag”と読むことが出来るのです。
このようにAからZまで、アルファベットにはそれぞれ”文字の音”があります。これらの音を覚えて、それらの音を組み合わせれば、単語を見ただけで、カタカナも発音記号も用いずに、正しく英語を読むことが出来るのです。すなわち、フォニックスとは”アルファベットの音の読み方の練習”です。
フォニックスの利点
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75%ぐらいまでの音声と文字がフォニックスのルール
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少ないルールで基本を理解し、力をつけてから例外(フォニックスに合わないもの)にあたるので、誰でも無理なく学習できる
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発音記号やカタカナをふる必要がない。日本人には絶好の発音練習になる
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自分で考え、自分で発音して、納得しながら学習できる
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英語を何回も書いて覚えることから解放され、英語が暗記科目ではなくなる